看護部長メッセージ
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患者さんのベッドサイドで過ごす時間を大切に

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看護部長 服部光好

当院にとって2023年は大きな転換期を迎えました。
事業承継により当院は医療グループであるSAITO MEDICAL GROUPに属した病院になりました。SAITO MEDICAL GROUPは、全国に15法人(2023年9月現在)の病院、クリニック、高齢者施設からなる医療グループです。

当グループは、現在医療業界で大きな問題になっている、医療施設の経営者の高齢化による後継者不足に対して、事業承継により各法人をグループ化し、後継者や医療従事者の人材確保、経営管理をサポートすることで、それぞれの地域に必要な医療資源の継続と働くスタッフの雇用を守ることを行っています。特に、政令指令都市以外の地方の市町村においてこの問題は顕著で、当グループの病院もほとんどが地方で長年地域医療を担ってきた、50~100床の小中規模の病院です。

個人では支えきれないこともグループで力を合わせて支えれば何とかなる。私は、グループの設立期から携わっており、幾つもの病院の事業継承に関わりさまざまな問題に直面し対処してきました。看護部の組織改善・改革・管理運営は言うまでもなく、経営に至るまで病院運営の中枢として経験してきたことは、看護師の可能性を広げ、多くのスタッフとの出会いがありました。

こうして数々の病院に関わってきましたが、やはり看護師は、患者さんのベッドサイドで看護することが一番重要で、患者さんのため」という大義名分を言う事は簡単ですが、飾りにしないために経営者や管理者は、スタッフが患者さんとベッドサイドで過ごす時間をいかに多く作ってあげることができるかを最優先に考え、小さなことから日々意識するようにしています。

今、当院は転換期「物事が移り変わり変遷する」するチャンスのときです。まだまだ未熟な所もありますが、スタッフは地元を愛し、この病院を続けていきたいと頑張る優しい仲間達です。皆さんもぜひ、仲間になって地方の病院を盛り上げる力になってください。

看護部理念

「笑顔で看護を提供する」
医療も看護も全て人が行うこと、 人が関わらなければ何も起こらない。
人(患者)と人(医療従事者)が関わって初めて治療が始まる。
全てが出会いから。
だからこそ「笑顔」

医療・看護を提供するにはスキルは必要で、資格者として、より良い医療・看護サービスを提供するための研鑽が必要であることは言うまでもありません。
患者さんにとって看護師・看護助手さんは、いつも同じで「笑顔」でなければならないと考えています。
足りない能力や技術は、何度でも、いくらでも、指導やサポートができます。それを惜しむこともありません。
少しくらいできなくてもいい、みんなで助け合えば。だからいつも「笑顔」で、と思います。
笑顔」にコストや勉強は必要ありません。
笑顔」が病院の評価を向上させ、患者さんが集まり、これこそがまさしく病院に貢献していることになるのです。

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